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三好亨先生の「CAVIと心不全アウトカムに関する論文」がJACC Advancesに掲載されました。

2025.09.18

論文名：Association between Cardio-Ankle Vascular Index and Heart Failure Outcomes: Insights from a Prospective Multicenter Cohort

雑誌：JACC Adv. Aug 29, 2025. Epublished DOI: 10.1016/j.jacadv.2025.102187

概要：本研究は、日本全国63施設から構成されるCAVI-Jコホートのサブ解析として、心血管リスクを有する40～74歳の日本人2,932名を対象に、CAVI（Cardio-Ankle Vascular Index）と心不全アウトカム（心不全による入院および心血管死）との関連を検討いたしました。
中央値4.9年の追跡期間中、CAVIが9.0以上の群では有意なリスク上昇が認められ（HR 3.18, P＝0.034）、CAVIの追加により従来のリスクモデルに対して有意なリスク再分類改善（NRI 0.621, P＜0.001）も確認されました。
CAVIは血圧に依存せず簡便に測定可能な動脈スティフネス指標であり、特にHFpEF予防に向けた早期リスク層別化ツールとしての可能性が示唆されます。

外部リンク：https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jacadv.2025.102187