岡山大学循環器内科 岡山大学循環器内科
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市川啓之先生の「一般集団における冠動脈プラーク量のノモグラム算出の論文」がJACC Cardiovascular Imagingに掲載されました。

2025.09.18

論文名:Coronary Plaque Volume in an Asymptomatic Population: Miami Heart Study at Baptist Health South Florida

雑誌:JACC: Cardiovascular Imaging/Preprint

概要:人工知能技術を用いたソフトウエア(AI-QCT)が開発され、冠動脈プラーク(非石灰化・石灰化プラーク)の識別や定量評価がより客観的かつ正確にできるようになりました。
AI-QCTから得られる冠動脈プラークの定量的データを、予防医学を含む日常診療のマネジメントや心血管リスクの評価に応用することが期待されています。個々の患者の冠動脈プラーク量が、一般集団の標準値と比較してどうであるかを理解することは、個々のマネジメントを決定する上で非常に重要です。
本研究では、大規模地域ベースのコホート研究であるMiami Heart Studyを用いて、一般集団におけるAI-QCTから得られる定量的プラーク値のノモグラムを算出しました。

外部リンク:https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jcmg.2025.08.001