循環器内科からのお知らせ
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三木崇史先生の「動脈管開存 (PDA)閉鎖術の術前心臓CTの有用性に関する論文」がInt J Cardiovasc Imagingに掲載されました。
2025.10.07
論文名:Computed tomography versus aortography for transcatheter patent ductus arteriosus closure in adults
雑誌:Int J Cardiovasc Imaging. 2025 Sep 29. doi: 10.1007/s10554-025-03515-6.
概要:経カテーテルPDA閉鎖術は、IFUの記載では術中大動脈造影 (AOG)で計測した最小径を元にしてデバイスサイズを選択するとなっていますが、特に成人のPDAではAOGで評価しにくいことが多く、本研究ではPDA閉鎖術に際しての術前CT評価の有用性を検討しました。
術前CT評価をガイドにPDA閉鎖術を行うと、AOG単独で閉鎖術を行ったグループに比べて、PDA径が大きく計測され、デバイス交換が少なく、手技時間も短いことが示されました。
また、デバイス選択の仮想シュミレーションを行うと、AOGリファレンスよりもCTリファレンスでデバイス選択した方が実際に留置されたデバイスサイズとの一致率が高い結果になりました。
外部リンク:https://link.springer.com/article/10.1007/s10554-025-03515-6