- 1999年
- 慶應義塾大学医学部卒業
- 1999年
- 慶應義塾大学病院内科研修医
- 2005年
- 慶應義塾大学医学部内科学教室助手
- 2008年
- 慶應義塾大学医学部特別研究講師
- 2011年
- 慶應義塾大学医学部特任講師
- 2012年
- 慶應義塾大学医学部講師
- 2023年
- 国立大学法人岡山大学学術研究院医歯薬学域循環器内科学教授
About us
岡山大学循環器内科は、岡山大学医学部の改組に伴い1991年に創設されました。当教室はこれまで、原岡昭一教授、大江透教授、伊藤浩教授のもと、不整脈、肺高血圧、心不全、成人先天性心疾患などの診療において、わが国の循環器診療や研究をリードし、また多くの優れた人材を輩出してきました。これからも最新、最良の医療を提供し、地域や日本の循環器診療を守り、診療や研究を通して世界に発信していき、医学の発展に貢献していきたいと考えています。
臨床においては、循環器に関わる全ての疾患に対して、高度な専門性を備えて、24時間体制で積極的に診療を行っております。近年の循環器診療においては、様々な新しいデバイス治療や新薬などが次々と登場しておりますが、常に最新のエビデンスや経験などに基づき、個々の患者さんに応じた最適な治療を行っております。また広域に渡る多くの関連病院があり、非常に稀な疾患を有する患者さんも多く集まっており、通常の病院では稀にしか診ない疾患に関しても多くの経験を有しており、どのような疾患に対しても迅速に対応できる体制を構築しております。また本邦においては、急激な高齢化や新興感染症などにより疾病構造もダイナミックに変化しておりますが、今後も変化に対応できる多様な診療チームを形成して診療にあたっていきます。
研究においては、未来の患者さんに貢献するために、今やれる研究を精一杯やっていく必要があると考えます。今ある医療は、これまでの医学研究の成果であり、今治療できない患者さんを救うためには、さらなる医学の発展が必要であり、引き続き様々な研究に取り組む必要があります。医学・医療分野において、研究は最も自由であり、楽しく、知的好奇心も満たされるものです。大きな成果を上げていくためには、世界に目を向け、その時々に医学上の問題点が何なのかを理解し、将来どのようなことが必要とされるかを想定し、挑戦的で野心的な研究を行っていく必要があります。医学の発展に貢献できるような革新的な研究成果をあげていくためには、一歩一歩着実に前へ進んでいくことが重要であります。一人で頑張り続けることは簡単なことではありませんが、仲間とともに行うことで、大きなことも楽しく行えると考えています。また近年は、最新の医療を理解するうえでは、研究に関わる基礎的な知識や考え方は必須なものとなっており、臨床を行っていくうえでも基本的な考え方は身につけておく必要があり、研究を通して学ぶ事は大変重要で意義深いと考えております。
教育は、大学において最も重要な課題の一つになります。組織において最も重要な要素は「人」であり、「人」が育ち、発展していくことが重要であり、そのための教育であります。若い医師は時代の変化に敏感であり、またニーズも多様でありますが、希望する将来像を実現するべく、教育システムは固定化せず、時代の変化、個々の希望に対応したシステムを作っていきます。循環器診療は、冠動脈インターベンション、構造的心疾患に対するインターベンション、カテーテルアブレーション、不整脈のデバイス治療、心エコー、心臓リハビリテーション、難病・重症心不全管理など多岐にわたっており、各専門領域において教育プログラムを充実させております。研究においても、基礎研究や臨床研究の教育のみならず、今後臨床でも重要になってくるゲノム解析等に関しても知識や技術の習得へ向けた教育を準備しております。教育の目標は、各個人の目標の具現化であり、個々の希望に応じて対応していきます。臨床や研究で一流を目指す若い医師には、未来を切り拓き、世界で活躍できる医師を目指す環境を準備していきます。一方、若い医師が集い、楽しく学べる場所を創ることで、自分で考え、自分で学ぶようになることも重要であります。今後、教育される側から、自ら学び、そして教育する側へ速やかに移行できるようにしてきたいと考えております。
教授
湯浅 慎介
岡山大学医学部は、1870年の岡山藩による医学館設置を起源とします。1913年に第一内科(現消化器・肝臓内科) が新設され、循環器疾患を担っていました。第一内科の循環器分野を母体として、1991年に循環器内科が創設されました。
原岡昭一
<業績>
岡山大学医学部の改組に伴い、国立大学では4番目の循環器専門内科として創設。
心電図体表面電位図による臨床心電図学と冠循環の調節因子に関する研究を行った。
<主催学会など>
1991年第8回日本心電学会を主催(岡山プラザホテル)。
大江透
<業績>
ブルガダ症候群、QT延長症候群などの不整脈研究や診療に尽力。また当院の肺移植施設認定に伴い、肺高血圧症の研究や診療でも実績をあげた。
<主催学会など>
・1999年第14回日本心臓ペーシング・電気生理学会学術大会を主催(岡山国際ホテル)。
・2004年第21回日本心電学会を主催(京都国際会館)。
伊藤浩
<業績>
2009年4月に第3代教授に就任。在職中に多くの多施設共同試験を発表し、成人先天性心疾患センターを設立。日本心不全学会や日本循環器学会の学術集会を成功させた。
<主催学会など>
・2014年第3回日本肺循環学会を主催(大手町サンケイプラザ)。
・2019年第21回日本成人先天性心疾患学会学術集会を主催(岡山コンベンションセンター)。
・2021年第25回日本心不全学会学術集会を主催(WEB開催)
・2022年第86回日本循環器学会学術集会を主催(WEB開催)
・2013-2020, Editor in Chief, Journal of Cardiology
湯浅 慎介Shinsuke Yuasa
教授
慶應義塾大学・1999年
森田 宏Hiroshi Morita
教授(先端循環器治療学)
岡山大学卒・1992年
中村 一文Kazufumi Nakamura
教授 (重症心不全センター)
岡山大学・1993年
赤木 禎治Teiji Akagi
准教授(成人先天性心疾患センター)
久留米大学・1984年
西井 伸洋Nobuhiro Nishii
准教授 (先端循環器治療学講座)
岡山大学・1996年
三好 亨Toru Miyoshi
講師
岡山大学・1996年
谷山 真規子Makiko Taniyama
講師(岡山大学学術研究院医歯薬学域 くらしき総合診療医学教育講座)
高知医科大学・1998年
吉田 賢司Masashi Yoshida
講師 (CKD・CVD地域連携包括医療学)
名古屋市立大学・1999年
中川 晃志Koji Nakagawa
講師(IVRセンター)
岡山大学・2000年
赤木 達Satoshi Akagi
助教(岡山大学学術研究院医歯薬学域)
山口大学・2000年
杜 徳尚Norihisa Toh
助教 (成人先天性心疾患センター)
岡山大学・2000年
髙谷 陽一Yoichi Takaya
助教(超音波診断センター)
岡山大学・2004年
戸田 洋伸Hironobu Toda
助教
広島大学・2005年
吉田 雅言Masatoki Yoshida
助教
岡山大学・2005年
江尻 健太郎Kentaro Ejiri
助教
高知大学・2007年
斎藤 幸弘Yukihiro Saito
助教
岡山大学・2007年
三木 崇史Takashi Miki
助教
岡山大学・2008年
中山 理絵Rie Nakayama
助教 (特任)
香川大学医学部・2009年
岩﨑 慶一朗Keiichiro Iwasaki
研究助教
岡山大学・2012年
角南 春樹Haruki Sunami
医員
岡山大学・2003年
宮本 真和Masakazu Miyamoto
医員
宮崎大学・2004年
浅田 早央莉Saori Asada
医員
岡山大学・2007年
上岡 亮Akira Ueoka
医員
岡山大学・2008年
増田 拓郎Takuro Masuda
医員
岡山大学・2009年
網岡 尚史Naofumi Amioka
医員
岡山大学・2010年
西部 倫之Tomoyuki Nishibe
医員
岡山大学・2011年
中島 充貴Mitsutaka Nakashima
医員
岡山大学・2013年
多屋 慧Satoshi Taya
医員
岡山大学・2013年
原 翔平Shohei Hara
医員
岡山大学・2014年
兵頭 洋平Yohei Hyodo
医員
愛媛大学・2015年
黒田 和宏Kazuhiro Kuroda
医員
岡山大学・2016年
植木 悠太Yuta Ueki
医員
島根大学・2017年
福田 能丈Yoshitake Fukuda
医員
岡山大学・2017年
齋藤 広大Koudai Saitou
医員
新潟大学・2018年
大学院生
留学者
技術職員
教授秘書
医局秘書
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