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岩崎先生の「VA-ECMO離脱基準の検討」に関する論文がCirculation Reportに掲載されました。

2025.11.11

論文名：Predictivity of Each Readiness-to-Explant Criterion for Successful Venoarterial Extracorporeal Membrane Oxygenation Explantation

雑誌：Circ Rep. 2025 Aug 27;7(10):896-903.

概要：VA-ECMO（Veno-arterial extracorporeal membrane oxygenation）やImpellaなどの一時的機械循環補助によって、現代の心原性ショックの診療は一変しました。しかし、機械循環補助からの離脱基準はいまだに定まっていません。本研究では、現在までにガイドラインなどで提唱されているさまざまな離脱基準を用いて、当院のVA-ECMO症例を対象に、離脱の成否に対する診断能を検討しました。その結果、5分間のオフテスト時の肺動脈カテーテル基準（肺動脈楔入圧 ≤18 mmHg、中心静脈圧 ≤12 mmHg、心係数 ≥2.2 L/min/m²）が最も優れた診断能（感度67%、特異度100%）を示しました。この結果から、VA-ECMO離脱時には、オフテストにおける肺動脈カテーテル指標の評価が重要であることが示唆されました。

外部リンク：https://www.jstage.jst.go.jp/article/circrep/7/10/7_CR-25-0131/_article