岡山大学循環器内科 岡山大学循環器内科
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斎藤広大先生の「心房中隔閉鎖デバイス後の経中隔穿刺の安全性と手技の工夫」に関する論文がEuropaceに掲載されました。

2026.05.12

論文名:Transseptal puncture and catheter ablation of atrial fibrillation in patients with atrial septal occluder devices: procedural techniques and outcomes

雑誌:Europace. 2026 Mar 30;28(4):euag071

概要:心房中隔閉鎖デバイス留置後患者における心房細動アブレーションでは、経中隔穿刺(transseptal puncture:TSP)の安全性と手技上の工夫が重要ですが、標準化された手技は十分に確立されていません。本研究では、当院における連続28例を対象にTSP手技詳細(自己中隔穿刺とデバイス穿刺)と成績を後ろ向きに検討しました。TSPは96.4%で成功し、デバイス穿刺例においてもバルーン拡張などの工夫により安全に左房到達が可能でした。透視時間や左房到達時間は延長する傾向を認めたものの、手技成功率や合併症発生率に有意差は認めませんでした。また、術前CTや経食道心エコーを用いた穿刺部位評価および手技的工夫の有用性が示唆されました。本研究は、ASO留置後症例に対するAFアブレーションの安全かつ実践的な戦略を示すものと考えられます。今回の研究にあたりご指導・ご協力いただいた先生方に深く御礼申し上げます。(斎藤広大先生はACHDの勉強のため、当科に2年間国内留学していました。現在は新潟大学循環器内科で活躍中です)

外部リンク:https://academic.oup.com/europace/article/28/4/euag071/8638032?login=false