循環器内科からのお知らせ
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駿河先生の「二尖弁の大動脈狭窄症に対するTAVR」に関する論文が、JACC Cardiovasc Intervに掲載されました。
2026.10.13
論文名:Long-Term Outcomes of Contemporary Balloon-Expandable TAVR in Bicuspid Aortic Valve: A Propensity-Matched Comparison to Tricuspid
雑誌:JACC Cardiovasc Interv. 2026;19(17):2383–2396.
概要:二尖弁大動脈弁(BAV)は解剖学的特徴からTAVRに不利とされてきた。本研究では、現行バルーン拡張型弁でTAVRを施行した大動脈弁狭窄症3,393例を対象に、二尖弁群と三尖弁群を1:1傾向スコアマッチングし(各515例)、5年成績を比較した。中央値1,511日の追跡で、全死亡に有意差はなく(13.2%対13.7%、P=0.384)、心不全再入院・脳卒中・大動脈弁再介入も同等であった。平均圧較差や中等度以上の弁周囲逆流を含む弁機能、身体機能・QOLの改善も5年間維持され、上行大動脈の拡大速度(0.37対0.31mm/年)にも差を認めなかった。術前CTに基づく弁サイズ選択などの手技戦略を整えれば、二尖弁狭窄症に対してもTAVRが有効な治療選択肢となりうることを示した、初の5年長期成績の報告である。今後二尖弁へのTAVRの適応が増えていく中でメルクマールとなり得る重要な論文であると考える。
外部リンク:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1936879826018662